モラトリアムな日々

理系学生ブログ

平成の終わりにクラシックカーを見に行ってきた

先日車好きの友人とノスタルジック2デイズというイベントに行ってきた。

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普段見かけることの少ない旧車が主役のイベントである。

主に取り上げられているのは昭和の車だが、ここ数年はこうしたイベントでも平成の車を見かける機会が増えた。

特にこの平成最後の年に行われた当イベントでは半数近くが平成世代の車だったような気さえする。

今回はそんな旧車のセカイを垣間見ようと思う。

 

 

 

会場はパシフィコ横浜

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CP+でお馴染みのあそこである。

恥ずかしながら初めて来訪した場所だったので近所に高級外車ディーラーが立ち並んでいることは全く知らなかった。

そっちの気がある人は会場までの道中で満腹になるかもしれない笑

 

ゲートを潜ると最初に出迎えてくれるのは名車中の名車”トヨタ2000GT”である。

初っ端からタイトル詐欺をかますつもりはないのだが回った順で書きたいので許してほしい。

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この車は映画”007は二度死ぬ”でボンドカーとして登場することでも有名だ。

現在の市場で1億は下らないらしい。うっかり触ったりでもしたら逮捕されそうなので先を急ぐ。

 

 

2000GTのすぐ近くに展示されていたのがコレ。

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(画像はミザール)

ミケロッティの試作車”マトラ・レーザー”と”ランチア・ミザール”である。

 

奇抜なガルウィングにリトラクタブルヘッドライト。いかにも70年代といういでたちの車である。

正直バッジ以外からランチアの雰囲気を感じることは出来ないように感じる。

今じゃまずお目にかかれないリトラクタブル搭載車、男なら一度は乗ってみたい…とは思うものの数年後に現存している台数はどの位だろうか。

 

 

場所を変えてウォッチしていると”FC3S”が目に留まった。

昭和の車とはいえ今でも目にする機会が多いだけにクラシックカーという印象はあまりない。

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また改造されている車両が多いだけに純正状態に限りなく近い(ように見える)車両はとても希少だろう。

マツダの代名詞であるロータリーエンジンも今や搭載車種は販売されておらず正しく過去の遺物という感想を抱かざるを得ないのが残念だ。

 

同じく驚いた車種を挙げるとするならば”日産・スカイライン”だろう。

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(GT-Rと言えばチューン、その逆も然り。)

 

ケンメリやハコスカはもちろんなのだが、

特に第二世代と呼ばれるRB26を搭載したGT-Rが複数台展示されていた事は驚かざるを得ない。

第二世代に限ったことではないがこの世代は海外からの人気も非常に高く、

25年ルールが適用されなくなっているR32型は特に人気が高いことでも知られている。

これからR33、そしてR34型も随時適用外となっていくわけだが、ファンでなくとも希少な車が国内市場から姿を消して行くのは悲しいものがある。

 

 

さておき昔懐かしいエンジン音と共にやってきたのはこいつ。

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"ホンダ・N360"通称Nコロ。

爆発的に売れた車の一つで総生産台数は65万にも及ぶそうだ。

しかし悲しいかな悪名高きユーザーユニオン事件で槍玉に挙げられ、これが原因かどうかは忘れてしまったが一時期ホンダは軽自動車の生産を中止することになってしまう。

今見ると大きな丸めのヘッドライトに箱型のボディはそこはかとなくミニクーパーを連想させる。

 

平成に入ってからの大ヒット作と言えばこれだろう。

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マツダ・ロードスター(NA型)"

海外では”MX-5"や”MX-5 Miata"の名称で販売されているが、これまた非常に人気の高い車種である。

最近ではメーカーによるレストアサービスが提供されたりと何かと話題に上がることが少なくない。

この日唯一の自動車メーカーによる出展だったがそれを抜きにしても会場内で一番新車に近い一台だったのではないか。

 

 

平成になってからの旧車はこれ以外にも数多く展示されていた。

例えば”スズキ・カプチーノ”、”ホンダ・NSX”、”スバル・アルシオーネSVX”、意外な所ではつい1~2年前まで現役で販売されていた”トヨタ・センチュリー(2代目)”までもがクラシックカーイベントに展示されているのだから驚きだ。

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 (デジタル式のメーターが流行りだしたのも丁度昭和と平成の境辺りからだろうか。)

 

 

ここ1~2年だけでも自動車関連のイベントには複数回足を運んでいるが、例外なく実感させられるのは若者の自動車離れについてである。

確かに客は多い。この日もかなりの来場者がいたはずだし閑古鳥とは程遠い様相と言って差し支えないだろう。

しかし若年層(特に十~二十前半)を見かけることは少なく、基本的には中年、高年層がメインを占めているように思えた。

自動車は高価な代物だし、特に趣味性の高い車種のメインターゲット層はその世代なのだろう。

しかし昔のように「憧れの車に乗るために頑張ろう」とか「あの娘を乗せてドライブデート」みたいな発想というのは既に時代遅れで、特に都心部ではそういった傾向は強くなりそうだ。

 

確かにそういったプラスな事を考えられるご時世でもなければ世間でないかもしれない。

それでも若年層の自動車ファンとしては寂しいような悲しいようなそんな印象を抱かざるを得ない。

 

とは言えこうして(メイン層は違うんだろうけど)若者でも気軽に足を運んで

(割とチケット高いけど)ノスタルジーに浸れる機会が与えられていると言うのはありがたいものである。